鹿児島市議会の立憲・社民会派に所属する鵜狩友江議員 地元の催しで有権者にドリンクを提供か 公選法違反の疑いも 鹿児島県
鹿児島市議会の議員が地元の催しで有権者にドリンクを提供したとして、公職選挙法違反の疑いが指摘されています。市議は「法律的には問題ない」と反論しています。
関係者によりますと、鹿児島市議会の立憲・社民会派に所属する鵜狩友江議員は、9月に地元で行われたバーベキュー会に参加した際、栄養ドリンク2箱を提供したということです。
地元の住民ら約50人が参加した会合で、9月の議会運営委員会で、公職選挙法が禁止する寄付行為があったとの情報が寄せられ、各会派で調査していました。
公職選挙法では選挙の有無に関わらず、政治家から選挙区内の人への寄付は特定の場合を除き、禁止されています。地域の催しでの飲食物の提供もこれに該当するとされます。
●立憲・社民鹿児島市議会議員団・鵜狩友江議員
「法律に問題ないと思っていますということと、誤解を生んだ行動とかに関しては謝罪をしたいという段階です。私が言ったことが全て伝わっていない部分があるので」
鵜狩議員本人に話を聞いたところ、法律違反はしていないとの回答が。
「Q.ドリンクを有権者に持って行ったということも?それも含めて全部精査中なのでコメントは差し控えるようにと言われているので。今の段階では申し訳ないんですけれども…」
「Q.事実関係については?きちんとお伝えするために会派の皆さんに精査していただいた上でのコメントをしたいので、今の段階ではお伝えできる範囲がそこしかない」
鵜狩議員が所属する立憲民主党は、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金など、“政治とカネ”の問題を厳しく追及しています。今回の問題に対する説明や対応が注目されます。
会派では事実関係の精査や処分するかどうかなどを検討し、17日の議会運営委員会で、報告するということです。
●立憲・社民鹿児島市議会議員団・大森忍団長
「党の中で今精査中だそうです。立憲民主党さんが。それを受けてから会派内でも議論を進めていく。当然コメントもさせていただく」