12月2日から「マイナ保険証」へ完全移行 現場はー 鹿児島
2日から従来の保険証の有効期限が切れて、「マイナ保険証」へ完全移行となりました。県内の医療現場ではいまのところ大きな混乱はなさそうです。
こちらは姶良市にある総合病院、青雲会病院です。窓口では、職員のサポートを受け、マイナ保険証での診療手続きをする姿が見られました。
【患者】
「受付の方が教えてくださるので不安はなかったです。私はきょうが初めて…」
「(Q使ってみてどうでした?)まあ意外と簡単ですね」
従来の健康保険証は1日で有効期限が切れ、2日から病院を受診する際はマイナンバーカードと健康保険証が一体となったマイナ保険証か、健康保険組合などが発行する「資格確認書」の提示が必要になります。
【青雲会病院・野田 鉄平 医事課長】
「最初の頃は患者さんもこれどうやったら使えるのとか操作方法、カードの向き。色々わからずにスタッフが声をかけてサポートすることがありましたけど今は患者さんスムーズに使われる方が多いです」
厚労省はマイナ保険証の利用により、普段、どんな薬を使っているかなど、本人の健康や、医療情報を活用し質の良い医療を提供できるメリットがあるとしていますが、全国の利用率は10月時点で約37%で、県内も約44%に留まっています。
なお、厚労省は混乱を避けるため、2026年3月末までは期限切れに気付かずに、健康保険証を持ってきた患者でも通常通りの自己負担で済むように暫定措置を取るとしています。