北朝鮮による拉致被害家族が中学生に講演


 北朝鮮による拉致被害者の家族が鹿屋市の中学校で講演し、拉致問題に関心を持ってほしいと語りました。

 【拉致被害者家族 市川健一さん】
「みなさん、この拉致問題を忘れないでください。皆様方の力をどうか私たちにお貸しください」

 鹿屋市の田崎中学校で講演したのは、拉致被害者家族の市川健一さんと妻の龍子さんです。
健一さんの弟・修一さんは1978年、日置市の吹上浜で増元るみ子さんとともに北朝鮮に拉致されました。

 講演会は、若い世代に関心を持ってほしいと開かれました。

 【拉致被害者家族 市川健一さん】
「被害者全員が祖国の土を踏むまで拉致問題に関心を持ち続けてください。私たちが一番恐れていることは風化すること」

 【中学2年生】
「自分たちの住んでいる場所で拉致があってびっくりしたし、怖いと思った」
「風化するようなことが起きないように、僕たちも訴え続けていきたい」

 【拉致被害者家族 市川健一さん】
「国民の強い支持がなければ外交は動かない。拉致問題に関心を持って世論を高めていただければありがたい」

 
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