霧島市で死んだ野生のイノシシの豚熱感染が3例確認 県が経口ワクチン散布 鹿児島県


 霧島市で死んだ野生のイノシシの豚熱感染が3例確認されたことを受けて、県は経口ワクチンを散布しました。

 県によりますと、今月25日に、霧島市霧島田口で死んだ野生のイノシシが見つかり、遺伝子検査の結果、豚熱ウイルスの感染が確認されました。

 野生イノシシの豚熱感染は、今シーズン県内3例目です。

 県は、27日午前に霧島市、午後から曽於市でイノシシが食べることで豚熱の免疫を得る経口ワクチンを散布しました。

 死んだイノシシが見つかった場所から半径概ね10キロ圏内では、10の養豚場で約1万4300頭が飼育されていますが、これまでのところ異常は確認されていません。

 県は、養豚場に侵入防止対策の徹底を改めて指導し、野生イノシシの捕獲や検査を強化しています。

 
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