サンロイヤルホテルの移転計画は1年後ろ倒しに 鹿児島市本港区エリアで2029年からの借地申し入れ
鹿児島市のサンロイヤルホテルの移転計画がおよそ1年、後ろ倒しになることが分かりました。
【塩田知事】
「当初提案した定期借地権の期間を約1年後ろ倒しする内容で見直したいとの申し入れがありました」
27日の県議会で塩田知事が報告しました。
ホテルを運営する鹿児島国際観光は施設の老朽化などから本港区エリアにある県有地住吉町15番街区への新築移転を計画し、地上9階建てで281の客室や会議室、大宴会場が備わったホテルの整備を県の公募で提案しています。
その提案内容を巡り県の評価委員会などから魅力的な空間形成のためさらなる検討に努めることなどの意見が出ていて、鹿児島国際観光はその意見を移転計画に反映させるため県に対し、25日土地を借りる期間の見直しを申し入れたということです。
申し入れでは土地を借りる期間を当初の提案からおよそ1年後ろ倒しした2029年8月からの55年間とし、供用開始も2031年4月から2032年4月に見直す内容になっているということです。
県は土地を貸し出す期間などを定めた基本協定の内容を検討していて、今月中にも鹿児島国際観光と協定を結ぶ方針です。