防げ「豚熱」 人による感染拡大も 県内で相次ぎ確認
霧島市で野生のイノシシの死骸から「豚熱」ウイルスの確認が相次いでいます。
ウイルスの拡散を防ぐために、私たちにもできることがあるようです。
山の中で、登山を楽しんでいるのでしょうか。でも、その足元に目を向けると…イノシシが!?
これは豚熱ウイルスの拡散を防ぐために農林水産省が発信しているポスター。
林業など仕事で山に入る人たちだけでなく、登山やキャンプを楽しむ人たちにも『山で靴についた泥は山で落として帰って』と呼びかけています。
県によりますと今月中旬以降、霧島市内の宮崎との県境にほど近い山間部で、豚熱ウイルスに感染した野生のイノシシの死骸が相次いで3例見つかっています。
ヒトに感染することはありませんが万一、豚に感染すると養豚業に大きな被害を及ぼすウイルスで、靴についた泥を介して広がる恐れがあります。
県は27日、発生地点の半径10キロ圏内でイノシシ用の経口ワクチンの散布を予定しています。