絶景 たまて温泉がパワーアップ 1年半ぶり復活 保湿成分が倍増
きょうは11月26日は語呂合わせで「11・26の日」です。
指宿市の絶景露天風呂がきょうにあわせてリニューアルオープンしました。
【北 遥希 記者】
「やっぱりこの時期は温泉がしみますね」
『いい風呂の日』にまたこの景色が見られるようになりました」
もくもく上がる蒸気越しにのぞく開聞岳にー、穏やかに広がる錦江湾。
この絶景を温泉に浸かりながら一望できる指宿市の「たまて箱温泉」がパワーアップして帰ってきました。
旅行口コミサイトでは「行ってよかった!日帰り温泉&スパ」部門で4年連続1位に輝くも去年6月から改修工事にともない休館。
およそ1年半ぶりとなる復活にあたり以前より深い地下およそ360メートルから源泉をくみ上げることで、温泉の成分が変化。美肌効果があるという「シリカ」を構成するメタケイ酸が改修前の2倍含まれるようになりました。
色も濁りのある青みがかった色になっています。
【利用客(指宿市から)】
Q.どうですか?
「もう最高ですね なんかツルツルして気持ちが良いです」
【観光客(千葉から)】
「日本でもここくらいしかないんじゃないですか?こんな景色の良いところ」
【利用客(姶良市から)】
「最高の天気にめぐまれて、秋空で最高です」
(個浴の浴槽)「個浴」と名付けられた1人用の浴槽も新たに設けられました。
【奈良からの観光客】
「もたれる所が痛くないのが大きな浴槽と違うところでいいなと
海が見える温泉は初めて解放感がすごい良い」
【北 遥希 記者】
「外にも新コーナーです。お顔しっとりの『顔湯』にこちらは蒸気かまどの『すめ』です。温泉卵も作れるそうです」
のぞき穴の中を流れる温泉の湯気でじんわりと温めると、リラックス効果が期待される顔湯。
「すめ」というかまども新たに設置され、温泉につからなくても指宿の魅力を堪能できます。ちなみに「すめ」は鹿児島弁で煙がこもるという意味の「すもる」が名前の由来だといいます。
なお、来年1月1日にはあさ6時半から開館し、元旦から露天風呂で初日の出を拝むイベントも予定されています。
VTR中にもありましたが新しくなったたまて箱温泉はご覧のようにお湯の色がやや青く濁っています。
これは源泉を掘り替えたことでお湯に天然成分の「メタケイ酸」が倍以上に含まれるようになったためだそうです。化粧水などにも使われる保湿成分で、乾燥が気になるこれからの季節、しっとりと温泉で潤いたいですね。
場所は指宿市山川福元。JR山川駅から車で10分ほどバスで14分です。近くには先月オープンした温泉保養館もあり家族で楽しめる貸切風呂や多目的広場、子どもの遊び場も備えられています。ぜひお出かけしてみてください。