県の専門委員会 川内原発 乾式貯蔵施設の安全性を説明 鹿児島
九州電力が新たに計画している使用済み核燃料の保管施設乾式貯蔵施設の設置について県の専門委員会で議論です。
先ほどまで開かれていた県の専門委員会。
議題の一つは、先月、九州電力が国に設置の申請をした「乾式貯蔵施設」について。
川内原発1・2号機の使用済み核燃料プールが2031年には満杯になるとされている中、新たな使用済み核燃料の一時保管施設として敷地内での設置が計画されています。
運用されれば2038年まで原発の運転が可能になるとされていますが、委員からは安全性を問う声がー。
【県原子力安全・避難計画等防災専門委員会 塚田祥文 委員】
「この施設を設置することによる周辺のモニタリング体制をどういう風に拡充するのかということを教えてください」
【九州電力 原子力発電本部 本田光生 原子力技術部長】
「60年密封性能を基本的に担保しておりますし、その機密性が保たれるという評価を安全審査の中でしてまいりますので、現在整備しておりますモニタリングの設備で十分対応していけるものという風に我々考えている」
九電は津波や森林火災の影響についても十分な高さや距離を確保しているなどと説明しました。
【塩田知事】
「規制庁の方でどういうような審査結果が出るか、そういったことも含めてですね、これからいろんな議論をしていただいた上で県の方に最終的にこの事前協議に対する答えをしていきたい」
なお、専門委員会では今年度の原子力防災訓練が来年2月に行われることも報告されました。
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