川内原発の使用済み核燃料保管施設 反対する市民団体がアンケート


九州電力が計画する川内原発の使用済み核燃料の保管施設をめぐって反対する市民団体が県内全域でのアンケートを始めました。

(記者)
「賛否の分かれる課題を多く抱える原発について。きょうまた新たな集会が開かれています」

集会は九電が川内原発の敷地内に使用済み核燃料を一時保管する『乾式貯蔵施設』の設置を計画していることを受けたものです。

【川内原発の乾式貯蔵を考える会 向原祥隆 代表】
「川内を、この鹿児島を『死の灰』のごみ捨て場にしていいのか」

市民団体は県内全域で乾式貯蔵施設の認知度や住民説明会の必要性を問うアンケートをとり来年2月に知事や九電に結果を提出する方針です。

【アンケートの回答者】
「処理ができないうちにどんどん貯まる一方じゃ困る。処理場をちゃんと設置しないといけないと思う」

【川内原発の乾式貯蔵を考える会 向原祥隆 代表】
「放射能は人類と共存できない。その原点に立ち返らなくてはならない。一刻も早く原発のない社会を作っていきたい」

1・2号機の使用済み核燃料プールは外に搬出できないと2031年には満杯になる見通しですが施設ができると2038年まで運転が可能になるとしています。

 
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