豚熱 死んだ野生イノシシから確認 2例目 県 防疫対策の徹底呼びかけ
20日新たに県内2例目となる死んだ野生イノシシの豚熱の感染が確認されました。
【県の担当者】
「(養豚は)本県の基幹産業であり養豚場への侵入は何としても防がなければなりません」
今月17日、霧島市霧島田口で死んだ野生のイノシシ1頭が見つかり、精密検査の結果、家畜伝染病の豚熱に感染していました。
そして新たに3.5キロ離れた場所で死んだ野生イノシシが見つかり、20日県内2例目となる豚熱の感染が確認されました。
県によりますと1例目のイノシシの発見場所から半径およそ10キロ圏内の10の農場では家畜に異常はないということです。
県は20日午後、緊急の対策会議を開き防疫対策の強化を関係機関に呼びかけました。
【県 家畜防疫対策課 藏薗 光輝課長】
「いつどこで発生してもおかしくない状況にあると考えております。そのため野生動物の侵入防止などの飼養衛生管理基準の徹底を改めて強くお願いしたいと考えております」
県は経口ワクチンを緊急散布するなどの防疫対策を行うということです。