県内初 霧島市で野生イノシシから豚熱への感染疑い 県が対策会議開く


霧島市で豚熱への感染が疑われる死んだ野生のイノシシが見つかりました。
感染が確認されれば県内では初めてのケースとなります。

県によりますと17日、霧島市霧島田口の石畳の階段で死んでいる野生のイノシシを住民が見つけました。

県が豚熱ウイルスの検査を行ったところ感染の疑いがあり、現在、国で遺伝子解析していて、感染が確認されれば野生イノシシへの豚熱の感染は県内初となります。

県は19日緊急の対策会議を開いて警戒を強めています。

【塩田知事】
「養豚については御承知のように農業産出額が900億円を超える本県の基幹産業であります。養豚場への侵入は何としてでも防ぐ必要があります」

イノシシの発見現場から半径およそ10キロ圏内にある10の農場では異状は見られないということです。

【県家畜防疫対策課 藏薗 光輝課長】
「県としては、まず、養豚農家の皆様にまず適時適切なワクチン接種と防護柵の再点検を。さらに、異常を発見した際の早期通報をお願いしたい」

県は「豚熱が人に感染することはない」としています。

 
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