シェラトンシェフが仏料理の日本代表に 審査員をうならせた一皿とは? 鹿児島
シェラトン鹿児島で働く2人の料理人が、フランス料理の世界大会で日本代表に選ばれました。
名だたる審査員をうならせた一皿とは。
焼きあがるサーロイン。
ワインレッドが食欲をそそるつけあわせ。
皿に盛り付けるのはシェラトン鹿児島の池之上哲平シェフです。
池之上シェフは今月11日、東京であったフランス料理のコンクールで優勝。
世界一を決めるパリの大会に日本代表として出場することが決まりました。
出品したのは鹿肉を使った料理。
その、お味は・・・
【北記者リポート】
「口に入れた瞬間にふわっと広がる。鹿肉を使ってるということなんですけど、よく言うくさみとかはまったくなくて、噛んだ瞬間にお肉のうまみがぎゅっと包み込まれているというのを感じます」
【シェラトン鹿児島 池之上哲平 シェフ】
「(鹿肉は)若すぎても、火の入れ方が浅すぎても良くない。肉の状態を細かく確認しながら火入れにこだわりました」
こだわりはフランス料理の「命」と言われるソースにも!
【シェラトン鹿児島 池之上哲平 シェフ】
「(審査員の方が)ソースを味見した時に『セボン!』という言葉が飛び交っていたみたいで、そこに力を入れて良かったなと思う」
シェラトンにはもう1人世界で戦うシェフがいます。
創作料理の国際コンクールを控える東園勇樹シェフです。
県産黒毛和牛を使ったメニューを披露してくれました。
【北リポート】
「燻製されているということで香りがまず良い。お肉の赤身と口の中でとけるような脂のバランスが最高です」
【シェラトン鹿児島 東園勇樹 シェフ】
「ずっと世界に向けてやってきたので、今回の受賞は本当にうれしい。赤や緑など原色を2色ほど使った料理を提供するようにしてる。香りや彩りを楽しんで頂ければと思う」
池之上シェフは再来年、東園シェフは来年2月、それぞれフランスでの世界大会に臨みます。