11月17日は世界早産児デー 写真展開催 520グラムの赤ちゃんも 鹿児島


17日11月17日は世界早産児デー、早産で早く生まれた赤ちゃんとその家族の負担や課題について理解を高める日です。
17日はセンテラス天文館や鶴丸城御楼門、そしていま見えているようにKKBの鉄塔も紫色にライトアップされています。

鹿児島市の天文館図書館では小さく生まれた赤ちゃんたちの成長の軌跡を伝える写真展が開かれています。

小さな手で大人の指を力強く握る男の子。
1330グラムと小さく生まれたものの今では素敵な笑顔を見せる小学生。

天文館図書館にはいま、早産で生まれた赤ちゃんたち34家族、73枚の写真が展示されています。

早産とは妊娠37週より前に生まれることで、世界の赤ちゃんの10人に1人が早産です。

【ゆるり・山元理英代表】
「妊娠に気づいたのが妊娠4カ月のときで、その2カ月後には出産になってしまったので、本当に心も体も追い付かなくて」

写真展を企画した山元さんは次女の暦ちゃんを妊娠22週で出産。
生まれたときの体重は520グラムでした。

【ゆるり・山元理英代表】
「この子は生きていけるのかな、どうなってしまうのかなという思いでした。でも今、こうやって10カ月間のNICUの入院期間を経て、いま6歳になって来年小学1年生になります」

写真展は早産への理解や関心を広げようと3年前から毎年開かれていて写真のほかにも小さい赤ちゃんのためのオムツや母子手帳も展示されています。

【ゆるり・山元理英代表】
「早産に対して認知がまだまだ低いのが現状です。1人でも多くの方に興味・関心を持っていただきたいという思いでこの写真を始めました」

写真展は24日まで開かれています。ぜひお立ち寄りください。

 
「KKBみんながカメラマン」