今季初　ツルから高病原性鳥インフル　鹿児島

出水市でナベヅル１羽の死がいから、14日、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。県内で野鳥から確認されたのは今シーズン初めてです。

県によりますと、今月１０日に出水市の東干拓で回収されたナベヅル１羽の死がいを遺伝子検査した結果、14日、Ｈ５Ｎ１亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

県内で野鳥から確認されたのは今シーズン初めてです。

また、同じ今月１０日に、出水市荒崎地区の水鳥のねぐらの水と、江内地区のため池から採取した水からも、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。

養鶏場などへのウイルスの侵入が懸念されるため、県は侵入防止対策を徹底するよう、関係者に呼びかけています。

環境省は、周辺半径１０キロ圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化しています。