鹿児島市で介護ロボットの体験会 人材不足解消へ 活躍が期待!


介護現場での人材不足解消に向けて活躍が期待される介護ロボット。
その体験会が鹿児島市でありました。

体験会は介護の仕事に関心を持ってもらおうと求職者向けに開かれました。

腰に装着することで介助の負荷を低減し、腰痛を防止するこちらのロボット。
機器の動作を止めると…

【小田アナウンサー】
「おー!今ガクッと下がりました。とても重く感じる。いかにサポートしてくれていたかがよくわかりました」

県内の介護サービス分野の有効求人倍率は2・46倍で、人材不足が深刻化しています。

【参加者】「介助ロボットの幅の広さにびっくりしている」
【参加者】「介助する側も利用者も楽な状態だと思った」


【小田アナウンサー】
「鹿児島市のこちらの介護老人福祉施設では介護ロボットやICTを積極的に活用しています」

【介護ロボット】
「兎追いしかの山〜♪」
「肩甲骨の運動です。両手をトンボのように左右に大きく広げます」

「アルテンハイム鹿児島」では利用者のほとんどが日常生活の介助が必要で、さまざまな介護ロボットやICTを活用しています。

早期に対応でき転倒を防ぐことができる見守りシステムや車いすからトイレなど場所を乗り移る際に動作をサポートするロボット。

【職員】「記録、タナカ様、入浴実施」

食事や入浴など介助の内容を話すだけで自動で記録するAIアプリなど業務の効率化や利用者の安心につながっています。

【アルテンハイム鹿児島 ケアワーカー 鮎川 真吾さん】
「抱える動作も減ってきたり、記録の時間の短縮であったり、効率が良くなってきて」「働きやすい職場環境になってきたと実感している」

一方で、介護ロボットは高いもので100万円以上と費用面の負担は大きく、支援体制の充実が求められます。

【アルテンハイム鹿児島 牧元 里恵子施設長】
「どうしても高い。国の方から補助金を大幅に出していただいて、購入しやすく、職員がそういうものを使って福祉の業界で定着してもらいたい」

 
「KKBみんながカメラマン」