ガソリン価格補助金の引き上げ効果「県全体には時間がかかる」
県内のガソリン価格は今後どうなるのか?専門家は「県全体で価格が下がるには時間がかかる」と話します。
訪ねたのは、石油製品を販売する事業者で作る県石油商業組合です。
すでに鹿児島市内の一部販売店では価格を下げたところもありますが、高田英司専務理事は販売店によっては、すぐに価格を下げられない事情があると話します。
【県石油商業組合 高田英司専務理事】
「在庫リスクを抱えながら事業主がどのように判断していくか、やっぱり在庫管理が非常に難しいと思う」
特に地方や離島ほどガソリンの安定供給を目的に多くの在庫を抱えているため、高い価格で仕入れたガソリンが減らないと安い価格のガソリンを仕入れられず販売価格を下げることが難しいと言います。
12日発表されたレギュラーガソリンの平均小売価格は183.9円。3週連続で値を下げたものの、ほぼ横這いです。高田さんは原油価格の相場が大きく変わらなければ、鹿児島市内など都市部は来週から緩やかに価格が下がると見ています。
しかし、地方と離島についてはー。
【県石油販売業協同組合 高田英司専務理事】
「離島を入れると難しい。その船会社の問題もあるし、語れない」