鹿大理学部・小山教授が出前授業 未来の科学者がここから誕生するかもー 鹿児島県


 「あ!」「ウニ、ウニだよこれ」

 油を注いだ小さな容器の中で、自在に形を変える物体は「鉄」の粉です。

 磁石を近づけて、磁力の流れを観察する実験です。鹿児島大学理学部の小山佳一教授は子どもたちが発見や研究の楽しさに触れ、理科に興味を持って欲しいと全国各地の学校で出前授業をしています。

 12日は、奄美市の小学校で「世界で最も強力」とされるネオジム磁石の磁力を体験したほか、クレーンゲームなどに使われる電磁石に手回しの発電機で電流を流し、物を持ち上げる実験をしました。

 「クレーンゲームにああいう磁石を使っていることを知ることができてびっくりしました」

●鹿児島大学理学部・小山佳一教授
 「(理科は)身近なところで使われているものの基礎になる授業になっています。未知なものを恐れないで、どんどん調べていこうと、楽しんでいこうということが研究者、科学者の第一歩になるかなと」

 理科のおもしろさを体験した子どもたち。未来の科学者がここから誕生するかもしれません。

 
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