今月16日から宮崎県沖の日向灘で始まる日米共同訓練に先立ちー 海自の掃海艇が志布志港に入港 鹿児島県
今月16日から、宮崎県沖の日向灘で始まる日米共同訓練に先立ち、志布志港に海上自衛隊の艦艇が続々と入港しています。
太平洋に面する志布志港に現れた灰色の船。16日から、宮崎県沖の日向灘で始まる日米共同訓練に参加する海上自衛隊の掃海艦艇や掃海艇で、12日午前、10隻余りが入港しました。
訓練には、海上自衛隊から約1千人、アメリカ海軍から約50人が参加し、水中に設置された機雷の捜索や処分の手順などを確認するほか、護衛艦から無人の潜水機や水上艇を遠隔操作して機雷を捜索・処分するシステムの運用試験も予定されています。
日向灘での訓練は去年も同じ時期に予定されていましたが、海上自衛隊の掃海艇「うくしま」の沈没事故を受けて中止となっていました。
県は、訓練の実施を受けて、事件や事故が起きた場合、速やかに報告を行うようアメリカ軍に働きかけることなどを求める要請書を、海上幕僚長と九州防衛局長あてに提出しています。