今シーズン初の高病原性鳥インフルエンザウイルス検出受け 県が対策会議 鹿児島


 県内で今シーズン初めて高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことを受けて、県が対策会議を開きました。

 11月7日、出水市荒崎地区の野鳥のねぐらの水などから毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

 半径3km圏内では9つの農場が約40万羽のニワトリを飼っていますが現在のところ異常はないということです。会議ではオンライン含め畜産関係者ら78人が参加し情報の共有と農場周辺のため池の水抜きなど侵入防止対策を徹底するよう呼びかけられました。

 【県家畜防疫対策課・蔵園光輝 課長】
「すでに農場の周囲もしくは農場の敷地内にウイルスが存在しているという認識を持って防疫対策していただきたい」

 県内では昨年度、高病原性鳥インフルエンザの発生により約32万羽が殺処分されていますが、全国では9日までですでに北海道と新潟県のあわせて4農場で確認され約161万羽が処分されています。

 一方、実務を担う職員が心身の不調などを訴えるケースもみられ県内では2020年度からの5年間で発熱などの相談が12件あったということです。

 
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