大雨のなか水没する車から間一髪で男性を救助 首まで水に浸かり…消防団員を表彰 鹿児島県霧島市


まさに間一髪でした。
霧島市に特別警報が出た今年8月の大雨災害。
水没した車の中から男性を救い出した地元の消防団員に表彰状が贈られました。

日当山第2分団姫城部 芝幸宏 部長
「いま救出しないとそのまま沈んでしまうんじゃないかなというところがありましたので本当に無我夢中だったですね」

霧島市長から表彰されたのは消防団隼人方面隊日当山第2分団姫城部の4人です。
大雨警戒中の8月8日午前6時ごろ、水に浸かって立往生している軽自動車を発見。中に人がいるのを確認し部長らがいち早く動きました。

入団1年目 米丸大貴 団員(25)
「率先して前に進んで窓を割って救出してくれたのですごい勇気だと思ってます」

現場は天降川左岸の道路から温泉街へ下りる坂道。
車は天井近くまで水に浸かり、70代の男性が車を叩いて助けを求めていました。

日当山第2分団姫城部 芝幸宏 部長
「後部窓ガラスを割りますから気を付けてくださいねという話をして、ドーンといったけど割れなくて、そのあと思いきりいったらバリッと割れて、割れたら車が沈んで水没した」

首まで水に浸かりながら歩いて車に近づき、後部の窓ガラスをハンマーで割って、救出したということです。

日当山第2分団姫城部 芝幸宏 部長
「姫城、日当山地区はすごく堤防の高さよりも低い所に家が多いものですから少しでも早めの避難を住民の皆さんに呼びかけたりとかができればいいなと思っています」

 
「KKBみんながカメラマン」