おはら祭で県警がウェアラブルカメラを初運用 韓国の群衆雪崩の事故がきっかけ
多くの人が集まるイベントが各地で開かれる中、鹿児島県警が雑踏での警備を目的にウェアラブルカメラを試験導入し3日初めて運用されました。
おはら祭の会場で警備にあたる警察官。
よく見ると顔のすぐ横に見慣れないものが。
県警が試験導入したウェアラブルカメラです。
3年前のハロウィーンに、韓国の繁華街で起きた群衆雪崩の事故をきっかけに警察庁が導入を検討していて、そのモデル事業の一環として県警に試験導入されました。
目的は人が密集する場所での事故防止で、3日のおはら祭で初めて運用されました。
カメラで撮影した映像は、リアルタイムで現場の指揮本部に送られ、人の流れの把握や密集地帯への立ち入り規制などに役立てられます。
映像の保存期間は基本的に1週間で、カメラを使用する時は、事前に県警のホームページで公表するほか、撮影中は腕章をつけて周囲に知らせるということです。
県警によりますとこれまでに運用上のトラブルはなかったとしています。