飼いネコの腹 切り付けか 動物虐待 小学校も見回り強化 鹿児島
曽於市の駐車場で今月、飼いネコが何者かによって腹を切られたような状態で死んでいるのが見つかり、警察が捜査しています。
【飼い主の女性】
「まずはその時怒りしかなくて人がやったとしか私は思えなかった」
強い憤りを打ち明けたのは愛する飼いネコの命を奪われた曽於市岩川の30代の女性です。
ネコの名前は「あおちゃん」。
生後7カ月ほどのメスです。
女性によりますと今月20日の夕方を最後に自宅で飼っていた「あおちゃん」の行方が分からなくなりました。
翌日の午前4時半ごろ、探していた女性の夫が近くの駐車場の車の下で横たわっている「あおちゃん」を見つけましたが、腹を裂かれた状態で死んでおり、巡回中だった署員に通報しました。
【飼い主の女性】
「事故とかじゃない切り方。素人の私が見てもおかしいと分かった。警察の方に「絶対事件なので対応してください」とその場でお願いして」
現場近くの小学校では事件を受けて不審者への注意を呼びかけるメールを保護者に送り、見回りを強化しています。
【岩川小学校 上原 大樹校長】
「学校だけではなく地域のみなさまも不安に思ってらっしゃると思う。早く解決というか分かって安心して過ごせるようになればいい」
女性はあおちゃんの他にもネコを飼っていて、飼い主のいないネコを適切に保護する活動にも取り組んでいます。
【飼い主の女性】
「自分でできることとなるとこうして発信して少しでも多くの方に事件を知ってもらい、注意喚起にもなるし、一番はあおちゃんの死を無駄にしたくない」
警察は動物愛護法違反などの疑いを視野に捜査しています。