奄美大島で自衛隊統合演習 ミサイル部隊による対艦戦闘訓練
10月20日から全国各地で自衛隊統合演習が始まっています。23日は奄美大島で陸上自衛隊のミサイル部隊による対艦戦闘訓練が公開されました。
訓練開始と同時に一斉に動き出す車両。海上に現れた敵の艦艇を撃破するミサイル部隊です。訓練は奄美大島・北部にある旧奄美空港の滑走路跡地で行われ、参加した隊員は約300人。ミサイル部隊の発射機を4両展開する大規模なもので、発射の命令を受けた隊員はミサイルの発射場所まで車両を速やかに移動させ、射撃体勢を整えるまでの一連の動きを確認しました。
【陸上自衛隊第2特科団長・横田紀子 陸将補】
「今、安全保障環境が非常に厳しいという中において、抑止力という観点においてはとても重要な部隊だというふうに思っておりますので。南西の地域でですねこの民有地を使えるというところに関しては非常に意義があるものだというふうには思っております」
訓練は10月31日までで、奄美群島の各地で物資輸送の訓練なども予定されています