『全国農業担い手サミット』始まる 三笠宮寛仁親王妃信子さまもお言葉 鹿児島
鹿児島で初めての開催となる「全国農業担い手サミット」が始まりました。
【サミット宣言】
「(全国の担い手が)鹿児島の地において08交流と相互研鑽を深め、互いに知恵を出し合い、協力しながら、日本農業の未来を切り拓き、魅力あふれる新しい農業のカタチを共に創ります」
「全国農業担い手サミット」は農業の担い手が交流を深め、地域農業の発展などを目的に開かれていて、鹿児島での開催は初めてです。大会には県内外から約2000人の担い手が集まり、2日間にわたって交流が行われます。
【塩田知事】
「農業の大転換期を迎えている今、地域農業の維持・発展を図るためには、それぞれの地域で担い手として活躍されている皆様の自主的・主体的な取り組みが重要であります。新しい農業の形をともに作っていくための契機となることを期待しております」
初日の23日は鹿児島市で全体会が開かれ、経営改善などに取り組む優れた事業者が表彰されたほか、食料の安定供給や力強い農業の実現を目指すことなどが宣言されました。また、サミットでは三笠宮寛仁親王妃信子さまがお言葉を述べられました。
【三笠宮寛仁親王妃信子さま】
「このサミットを機に担い手の輪が全国に広がり、我が国の農業が、未来に向けて、力強く発展していくことを、心から願い私からの挨拶をさせていただきます」
【小田アナウンサー】
「会場の外も盛り上がっています。入口のすぐ近く、思わず足を止めてしまうのが、こちらのおもてなしコーナーです。鹿児島のおいしいものがそろっています」
県産の食材を味わえるコーナーでは和牛日本一に輝いた鹿児島黒牛や荒茶生産量日本一となったかごしま茶などが振る舞われました。
【来場客】
「おいしい。スッキリしていて飲みやすくて。こんなに鹿児島ってお茶の生産量が多いのだなと驚いた」
こちらは新しい品種のコメを使ったおにぎりです。
【出展者】
Q「あきの舞」の特徴は?
「もちもちしていて冷めてもおいしくて、暑さに強い品種なので農家にとっても作りやすいコメ」
【来場客】
「おいしい。もちもちしていて食べやすい」
作業の省力化を可能にするスマート農機も展示されました。
【来場客】
Qサミットで期待していることは?
「なかなか農業は儲からないと言われているが。できている方とできていない方の落差が激しい。出会って意見とか話をするなかでヒントをもらって帰れたらいいかなと」
大会は24日まで開かれ、情報交換や現地研修が行われます。