奄美沖EEZ内での中国海洋調査船の活動 海上保安庁長官「極めて遺憾」 鹿児島


 9月から奄美沖の日本の排他的経済水域で中国の海洋調査船が活動を重ねている問題で、海上保安庁の瀬口良夫長官が発言です。

 【海上保安庁・瀬口良夫長官】
「我が国の事前の同意が必要であるところこれに反した活動が行われたことは極めて遺憾であり。外交ルートを通じ外務省から中国政府に対して抗議行ったと承知しております」

 海上保安庁によりますと、9月28日から10月13日にかけて奄美大島沖の日本の排他的経済水域=EEZ内で、中国の調査船が海中にパイプのようなものを伸ばしているのを巡視船が7回確認し、調査の中止を求めました。さらに先週は徳之島沖で別の調査船による同様の動きがあり、巡視船から無線で中止を求めています。

 会見した瀬口長官は、「日本の同意がない調査は認められない」と外務省を通じて中国側に抗議したことを明らかにしました。引き続き関係機関と連携し、巡視船や航空機による監視や中止要求など状況に応じて適切に対応するとしています。

 
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