川内原発 使用済み核燃料を一時保管する『乾式貯蔵施設』整備へ 鹿児島


 九州電力が川内原発の使用済み核燃料を敷地内で一時保管する『乾式貯蔵施設』の整備を決めたことがわかりました。九電は24日にも国に申請するということです。

 九州電力によりますと、川内原発は1号機と2号機の使用済み核燃料プールの貯蔵量が9月末時点でともに7割を超えていて、2031年には満杯になる見通しです。搬出先となる青森県六ヶ所村の再処理工場は稼働の延期を繰り返し、保管場所の確保が求められています。

 このため、使用済み核燃料を金属製の容器で保管し空気で冷却する『乾式貯蔵施設』を川内原発の敷地内に整備する方針で、関係者によりますと、九電は24日にも、設置に必要な許可を国の原子力規制委員会に申請するということです。

 『乾式貯蔵施設』は愛媛県の伊方原発など国内の複数の原発で導入されています。

 九電は佐賀県の玄海原発でも今年5月に着工し、2027年度に運用を開始する予定です。

 
「KKBみんながカメラマン」