終戦から80年 奄美大島で戦没者を追悼する合同慰霊祭
太平洋戦争の終結から80年。奄美大島で戦没者を追悼する合同慰霊祭が開かれました。
【笠利町遺族会・山下茂樹会長(77)】
「平和を訴え続けていくことを改めてお誓い申し上げます」
奄美市笠利町の太陽が丘総合運動公園では日清戦争以降の戦没者を追悼する碑が建立されています。
120回目となる今年の慰霊祭には遺族ら約60人が集まり、亡くなった軍人や住民、596人に祈りをささげました。
【父親を硫黄島で亡くした笠利町遺族会婦人部・奥道子部長(82)】
「母にいつも戦争の話を聞かされて、それは大変だったと。私もやっと命拾いをしたねと」
【叔父をフィリピンで亡くした笠利町遺族会・山下茂樹会長(77)】
「今後、若い人を指導しながら、平和を願っていきたいなと思っております」
フィリピンや硫黄島で家族を亡くした遺族のもとに、いまも遺骨は届いていないということです。