また不祥事 「尻を撮影」県警の巡査部長減給 鹿児島
また、警察官の不祥事です。
正当な理由なく服を着た人の尻などをスマートフォンで撮影したとして県警の巡査部長が減給の懲戒処分となっていたことが分かりました。
今年5人目の懲戒処分です。
県警などによりますと、この巡査部長は今年8月までの間に県内において無断で正当な理由がないにもかかわらず、服を着た状態の人の後ろ姿や尻を撮影したということです。
県警は巡査部長の行為が卑わいな行為などを禁止する不安防止条例違反に当たると判断し、今年8月8日付で1カ月の減給処分としました。
県警は「公表する事案ではなくコメントは差し控える」として、巡査部長の認否や捜査状況などを明らかにしていません。
県警は去年、現職警察官3人が逮捕されるなど不祥事が相次いだことを受け、去年8月から再発防止策に取り組んでいます。
ワークショップの実施などによる職務倫理を養う取り組みの強化、より開かれた警察を目指した県民からの相談・苦情への対応強化、警部補以下で構成し組織の課題などを直接提言できる「改革推進研究会」と、本部長や首席監察官など警視正以上で構成される「改革推進委員会」の立ち上げなどです。
しかし、今年に入り元捜査2課長が不同意性交等の疑いで書類送検され懲戒処分となるなど不祥事は絶えません。
9月までに懲戒処分となった県警の警察官は今年5人目で、すでに去年1年間の懲戒処分の人数と並んでいます。