3連休の最終日 九州道で玉突き事故 事故のきっかけは『脚立』 鹿児島


 その連休中の九州自動車道でクルマ複数台が絡む玉突き事故があり2人がけがをしました。事故のきっかけは路上に落ちていた「脚立」です。

 【面高アナウンサー】
「渋滞し始めました。事故渋滞5キロという表示が出ています」

 3連休の最終日、鹿児島空港方面に向かう上り線で起きた事故の影響で、一時、約7kmの渋滞となりました。

警察によりますと、13日午前、九州自動車道の薩摩吉田ICから姶良ICの間で、車1台が、落下していた脚立に乗り上げ動けなくなっていたところ、後続の車2台が停まり、そこに車1台が追突したということです。追突された車に乗っていた2人が病院に搬送されましたが、軽傷だということです。

 国土交通省のデータでは、今回のような高速道路の落下物は2022年度NEXCO西日本だけで9万5000件あまり、平均すると1日250件以上で、主にプラスチックやビニール類、自動車部品などです。

 高速道路では落下物が事故を引き起こす危険性が高いとして、物を落下させた荷主やドライバーには3カ月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金、過失の場合でも10万円以下の罰金が科されることがあります。さらに、落下物によって、後続車が事故を起こした場合、過失運転致死傷に問われる可能性もあります。

 ただ、今回の事故について警察は、「事故の直接的な原因ではない」として、脚立を落下させた車の特定は行わないとしています。

 
「KKBみんながカメラマン」