中学生にお笑いのプロが講演『人を傷つける笑いと傷つけない笑い』 その違いは? 鹿児島
日本一学校をまわるお笑いコンビが鹿児島市の中学校で講演を行いました。テーマは『人を傷つける笑いと傷つけない笑い』。2人のトークに生徒たちは何を感じたのでしょうか。
谷山北中学校の1・2年生約450人を前に講演したのはお笑いコンビ『オシエルズ』です。ツッコミの野村真之介さんが枕崎市出身という縁もありこの会が実現しました。
【オシエルズの漫才】
「やって、やって。あ〜〜。そうソレソレ。うるせーな。いいこと言ってるけど入ってこねーよ」
オシエルズの2人は小・中学生時代にいじめを経験。コンビでお笑いを絡めたいじめ問題などの講演に取り組み去年1年間で全国150以上の学校を訪れました。
9日のテーマは『人を傷つける笑いと傷つけない笑い』。
【オシエルズ・矢島ノブ雄さん】
「人と仲良くなるためにこういう言葉を使わなくても笑いが生まれるよということを皆さんに伝えたいんです。キーワードがYES、andです。YESはまず受け入れる、andは前向きにとらえるということです」
受け入れるとはどういうことなのかー。先生がゲームを通して、実践してみました。
【先生がゲームで実践】
「いいね〜花火を見たら、見るだけじゃなくて打ち上げましょう。いいね〜打ち上げるだけじゃなくてご飯食べに行きましょう」
「だけど」・「いや」ではなく、「いいね〜」と相手の言葉や考えをまずは受け入れること。
【オシエルズ・野村真之介さん】
「悩んでいる子もいるかもしれないけどまず隣の人を受け入れて、キモイとかの笑いが流行ることもあるんだけど、それってそんなに面白くない」
【オシエルズ・矢島ノブ雄さん】
「さしすせそ、これは受け入れる言葉がいっぱいあります。さすが!知らなかった!すごい!センスあるね!そうなんだ!そうしよう!さしすせそから始めると言葉は前向きになります」
講演を終えて生徒たちはー
【谷山北中学校2年生】
「お笑い芸人大好きなので、とってもよかったです!」
【谷山北中学校2年生】
「自分が面白いと思っているふざけが相手にどう思われているか考えないといけない」
【谷山北中学校1年生】
「いいね〜そしたら。というのを会話に交えたいと思いました」