県主催のスマート林業実演会 太さや長さを自動計測し切断できる機械も登場 鹿児島


 最新の情報通信技術で林業や木材産業の「稼ぐ力」を強くするスマート林業の実演会が錦江町で開かれました。

 大きな音を立てて木材を切り出しているこの機械は「ICTハーベスタ」。幹の太さや長さを自動で計り効率よく活用できるようカットします。

 県が主催したスマート林業の実演会には森林組合や企業などから約40人が参加。機能や使い方を熱心に学びました。

 【参加者 南国殖産環境マシナリー課・福島太一主任】
「入って1〜2年目の人もベテランの人と同じように作業が出来るっていう部分が、ICTハーベスタの魅力であったりとか、効率性の良さっていうところだと思います」

 【県環境林務部かごしま材振興課・前迫俊一課長】
「林業就業者自体は、最近はまあほぼ横ばいという状況なんですけど、やはり木材の生産というところが増えてくる中では、効率化を図るというところでは、こういうスマート化を図るという取り組みは必要になってくると思います」

 県内の杉やひのきの人工林は9割以上が本格的な利用期を迎えていて、スマート林業の導入による木材産業の効率化に期待が高まっています。

 
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