島の西側で火山性地震が増加 諏訪之瀬島 震度4が2回


 17日震度5弱を観測した十島村の諏訪之瀬島では18日も震度4を2回観測しました。島の西側で火山性地震が増加しています。

 午前8時11分ごろのトカラ列島近海を震源とする地震では諏訪之瀬島で震度4、悪石島で震度1、午前9時10分ごろにも諏訪之瀬島で震度4、悪石島で震度2を観測しています。

 トカラ列島の諏訪之瀬島近海を震源とする地震は、17日、諏訪之瀬島で震度5弱を観測。19日は午後4時までに震度1から4の揺れを21回。17日午後8時以降は67回観測しています。

【諏訪之瀬島の住民】
「震度5弱の地震の時は初めて横揺れが長く続くような地震で、ちょっと今までと違う地震だった きょうの午前中また大きいのが2回ほど続いて まだ止まらないのかなというそういう不安はありますよね」

 京都大学の井口正人名誉教授は諏訪之瀬島では2019年から2020年に地震が多発し地殻変動がみられ、御岳で噴火活動が活発化したことを挙げ、今回の地震をこう分析しています。

【京都大学 井口 正人名誉教授】

「火山性地震の特徴はあります まず一つは震源が浅いということですよね 火山の近くで起きている。 大きい地震に注意するとともにそれよりもはるか小さいものであっても火山性地震が多数起きているので頻発する状態にも注意しておく必要があるということになります。
噴火活動が活発化していく可能性も考えておく必要があるということです」

 
「KKBみんながカメラマン」