鹿児島県議会9月定例会が開会 米関税措置対策や新燃岳噴火に伴う砂防工事など盛り込む
県議会9月定例会が開会し、総額52億円あまりの補正予算案などが提案されました。
開会本会議では総額52億500万円の今年度の一般会計補正予算案が提案されました。
予算案にはアメリカの関税措置対策として県産品の新たな販路開拓にかかる経費などおよそ1億5900万円が計上されているほか、新燃岳の噴火に伴う土砂災害を防ぐ砂防工事の事業費などが盛り込まれています。
塩田知事は先月8日の記録的な大雨や台風12号の復旧について、追加の予算措置を含め速やかに必要な対応を講じていくとしています。
【塩田知事】
「被災した公共土木施設や農業施設、商工事業者の生産設備の復旧等にむけて関係市町村と連携しながら追加の予算措置も含め、速やかに必要な対応を講じてまいります。」
なお、住吉町15番街区にホテルを整備する民間事業者を選ぶ公募で県の評価委員会は鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光を最優秀提案者に選定しましたが、施設計画のさらなる検討や収支計画の十分な精査などが必要との意見が上がっています。
【塩田知事】
「事業予定者として決定した場合、評価委員会や議会からの意見を踏まえ、今回の提案がより優れた内容となるよう、県と事業予定者との間で協議を行ってまいります。」
県は10月ごろに事業予定者を決定する予定です。
県議会9月定例会は来月2日まで開かれます。