値上げラッシュの中…消費者に嬉しい異例の”値下げ” その商品はー
値上げラッシュが続くなか、消費者にはうれしい“異例の値下げ”です。大手牛丼チェーン店のすき家が11年ぶりに牛丼を値下げしました。
風に揺れるのぼり旗。“牛丼並盛450円”の文字が踊ります。
【山崎記者】
「牛丼の値下げが始まりました〜。次々訪れています」
午前9時、全国一斉に始まった牛丼の値下げ。並盛は、480円から30円値下げの450円に。ミニは40円値下げで390円、他のサイズもほぼ30円値下げです。並盛は主要な3社の中で最も安い価格となります。値下げは2014年以来11年ぶりで、物価高が続く中、少しでも手ごろな価格にして来店客の増加につなげたいとしています。
【お客さん】
「(きょうのお目当ては?)チーズ牛丼を食べてきた。味も変わってないし、財布にやさしいのでうれしいと思う」
「利用してる。毎朝ですね。(値下げと聞いてどう?)庶民にはうれしい。どんどん下がってほしい」
仕入れ値が高騰するお米は政府備蓄米ではなく、国産のコシヒカリやひとめぼれなどブランド米を100%使用しているということです。
【山崎記者】
「並盛でもボリューミーですね。いただきます!(モグモグ)やわらかいお肉に濃いタレがご飯とよく合っている。いつもと変わらないおいしさ。これで安くなってもいいんですか?」
相次ぐ食品の値上げ。家計を直撃する事態に、切実な声が聞かれます。
【お客さん】
「一番お米が値上ってると思いますね。(家計にも響きます?)そうですね、倍以上変わってると思うので、結構厳しいですね。全体的に下がってほしいですね」
「(価格は)上がっとるわな。ほとんど倍ぐらいになってる。(食品の値上げは)そりゃ、キツイやろ。一般消費者は」
「(家計には響く?)響きますね。ロシア・ウクライナ戦争のあたりから小麦が高騰その分、生活水準が下がってくるというか。エンゲル係数も気にしている」
競争が激しい外食産業。家計にやさしい“値下げ”が客足増加につながるか注目されます。