【防災の日】山形屋で大地震に備えた防災訓練 「連絡を取り合えるように家族と声を掛け合いたい」 鹿児島県


 9月1日は「防災の日」です。鹿児島市のデパートでは、大地震に備えた防災訓練がありました。

 鹿児島市の山形屋、開店前の時間に行われたのは消防との合同訓練です。

 訓練は鹿児湾直下で地震が発生し、震度6弱の揺れを観測、さらに7階のレストランで火災が発生し負傷者も出たという想定で行われました。

 「現在こちら館内7階に、消火班の方がひとり取り残されたということで、その方が避難している屋上にはしご車を使って消防隊が救助に向かっています」

 鹿児島中央消防署の消防隊員と山形屋の従業員が参加し、避難誘導やけが人への対応など災害時の動きを確認したほか、一斉放水の訓練も行われました。

●鹿児島中央署・前田武史消防署長
 「お年寄りの方から赤ちゃんまで多様な方がご来店されますので、その中でこの施設がみなさんで力を合わせてその方々の命を守るというのもひとつの役割だと思っています」

 街では災害への不安や防災について様々な声が聞かれます。日ごろの備えの重要性が問われています。

 「(最近の気象に対して)異常気象だと思いますね。海水温も日本の近海は上がっているし、心配はありますね。大きな台風がくるのではないかと」

 「(小さな子どもを連れて避難する時を考えると)こわい。最近の様子をみて思っている」

 「妻や子どもへ、日頃から火の元に注意するようにいつも言っている」

 「連絡をちゃんと取り合えるようにしようねと(家族に)声をかけたいと思います」

 
「KKBみんながカメラマン」