災害時の協定 検討進める 鹿児島市×市の公衆浴場の組合


今回の大雨では温泉施設が被災地の入浴支援を行いましたが、鹿児島市と市の公衆浴場の組合はこうした災害時の協定について検討を進めています。

姶良市と霧島市では大雨で大規模な断水が発生し、鹿児島市の温泉施設は被災した住民のため、入浴の無料サービスを行いました。

鹿児島市と市の公衆浴場の組合は災害時の協定について検討を進めていて、18日は温泉施設の関係者が防災を学ぶ講座が開かれました。

【鹿児島市 危機管理課 脇田浩任 課長】
「大規模災害で鹿児島市で避難が長期化し、断水が発生した際に被災者にお風呂を提供していただける、組合にも災害救助法の費用が適用されるような協定を事前に準備したい。」

締結の時期は未定ですが、協定を結ぶことで連携のあり方が明確になり、迅速な対応につながると期待されます。

【県公衆浴場業生活衛生同業組合 鹿児島市支部 永用八郎 支部長】
「(公衆浴場は)ライフラインのひとつということで、(災害時)生活用水の水として提供できるのではないか。鹿児島市には38のお風呂屋さんがある。今後、連携を強くしていければ」

東京など県外では、災害が起きた時に、自治体の垣根を越えて連携する協定もあり、進展が期待されます。

 
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