温泉流れる水路に転落 男性死亡 指宿市は転落防止柵を設置 鹿児島


今年6月に指宿市で、高温の温泉排水が流れる水路に男性が転落し、体にやけどをして死亡する事故が起きていたことが分かりました。

指宿市によりますと6月下旬の未明指宿市大牟礼3丁目の市道脇の温泉排水などが流れる水路に市内の30代の男性が転落しました。

連絡を受けた男性の親族や住民が現場に駆け付けて水路から引きあげ、男性は、救急搬送されましたがその後、死亡しました。

【救助にあたった男性】
「男性の方が熱い熱いていってそれでとびおきて、あの加勢したような形。最初に落ちた方と、お兄さんの方ですね。気を失っていたみたいです。」

水路は深さおよそ1メートル、幅1・5メートルほどで、雨水のほか温泉の排水が流れているということです。

水温は、時間帯や天候などによって変わるとみられますが市が後日、赤外線の温度計で測ったところ水面の温度は60度弱だったといいます。

この事故を受けて、市は対策を取っています。

今月上旬、現場付近の水路に高さおよそ1・1メートルの転落防止柵を設置しました。

市土木課は「危険箇所の調査・把握を行い注意喚起の看板を設置するなど対策を進めたい」としています。

 
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