高橋藍選手が鹿児島弁で「きばっど」 バレーボール男子日本代表が薩摩川内市で公開練習
薩摩川内市の工芸品・オオタニ兜を被り記念撮影が行われるなど熱烈な歓迎を受けてスタートした合宿初日。
甲斐優人選手
「(お隣宮崎出身ということですが、どうですか?)高校時代によく来ていた練習場なので懐かしいです」
ティリ監督のメッセージ通り、参加した選手15人は来月開幕の世界選手権に向けて身体のキレを取り戻すべく連日タフな練習に励みました。
合宿最終日の昨日は練習が一般公開されました。
開場2時間前にはすでに、長蛇の列が!即完売となった2600人分の観覧チケットは自由席。
少しでもいい席で見たいと一番乗りのファンは朝5時から駆けつけていました。
(ファン)
「サインもらいたくてしょうがない、一緒の空気を吸えるのがうれしいです」
いよいよ選手の会場入り無数のカメラに色紙を抱えて待つファンたちー。
選手が見えると・・
記者リポート
「いま石川祐希選手が会場に表れました。私の声は届いているのでしょうか・・去った後もなお会場がどよめいています」
?橋選手は登場すると大きな声にこたえてバレー少年のもとへ。
「びっくりしましためっちゃうれしかったです。ここぞという場面で決めれる選手になりたい」
公開練習は実戦形式で進みました。
石川選手の強烈なインナースパイクに、高橋選手のバックアタック!
間近で見られる迫力あるプレーの数々。
特に、つなぎのバレーでラリーが重なるシーンでは会場が一体となり息をのむような時間が流れました。
審判などで携わった地元のバレーボール部の高校生はー
「ひとつひとつのプレーの質が高くて自分たちもああいうふうになりたいなと思いました」
?橋選手はチームビルディングも兼ねて土曜日に川内川花火大会を楽しんだといいます。
?橋藍選手
「チームで行かせてもらったので、間近で花火を見ることができましたしいい思い出になりました。クオリティの高い花火を見れたので久しぶりに夏を感じたなってかんじです」
バレー男子日本代表はほぼ毎年、薩摩川内に合宿に来ています。
サンアリーナせんだいが選ばれる理由とは・・・
日本バレーボール協会技術委員会 南部正司委員長
「薩摩川内市の市民のみなさんの思いっていうのが我々のチームと強い絆となっているというところがあるので」
国内ではここと沖縄だけという優れた設備面だけでなく信頼関係がありました。
石川祐希選手
「ここで合宿出来るのは久しぶりですし、良い環境で合宿できましたしこうやってたくさんのかたに来ていただいて感謝していますし、また世界選手権ではしっかりと勝つ姿を見せてこの合宿での成果をお届けできればなと思います」
「鹿児島のみなさん、おやっとさぁ」
「きばっどがんばれ!」
鹿児島弁も披露してくれた選手たち。
薩摩川内市との長年の絆が生んだバレーボール熱を受けて選手たちは来月開幕する世界選手権に挑みます。