疎開船「対馬丸」の悲劇 沖縄と奄美の子どもら平和を考える


 一方、奄美大島の宇検村では、沖縄から子どもたちを招き、戦時中にアメリカ軍に撃沈された疎開船「対馬丸」について学びました。

 終戦から80年の今年、対馬丸が出航した沖縄と奄美の子どもたちが交流し、平和について考える学習会が開かれました。

 「対馬丸」は終戦の1年前、アメリカ軍の魚雷を受け撃沈。乗っていた約1800人のうち、少なくとも1484人以上が亡くなりました。その中には、集団疎開する多くの子どもたちもー。

 多くの遺体が流れ着いた船越海岸では漂着者と同じように裸足で海岸の感触を確かめる人もー。

 【奄美からの参加者】
「こういう石とかに乗った時に痛い中、頑張ってここまで来たのかなっていう感情を共有できたことが良かった」
 【沖縄からの参加者】
「お互いの命を尊厳を持って見守っていくということが本当に大事だと思う」

 
「KKBみんながカメラマン」