錦江町社協の元職員 横領額は3000万円超「金融投資に」
錦江町社会福祉協議会を去年、懲戒解雇された元職員の男性がその後の調査で7年間にわたり約3200万円を横領していたことが分かりました。
病気などにより通帳管理が難しい人を、協議会で支援するサービスを担当していた当時30代の男性職員は預かった通帳からあわせて270万円余りを不正に引き出し横領したとして去年3月、懲戒解雇されました。
協議会によりますと、この元職員が経理事務を担当していた2017年度までさかのぼって調べたところ、さらに不正な支出などが見つかり、横領の額は3189万円あまりにのぼったということです。
元職員は横領を認めていて借金の返済のほか金融投資に使ったと話しているということです。これまでに1000万円あまりが弁済されていて、協議会は今後の弁済が滞れば刑事告訴する方針です。
元職員は当時、1人で経理事務を担当していて協議会は発覚後、通帳と印鑑を預かる際に複数の職員が立ち会い、それぞれの保管者を分けるなどチェック体制を強化しているということです。