県の最低賃金はいくらに?
県の今年度の最低賃金を話し合う審議会が16日から鹿児島市で始まりました。
鹿児島地方最低賃金審議会は、労働者や経営者の代表、有識者ら15人で構成されています。
16日開かれた1回目の審議会では、鹿児島労働局長から最低賃金改正の諮問があり、今後の審議スケジュールなどを確認しました。
県の最低賃金は昨年度、過去最高の引き上げ額となる56円アップの953円となりましたが、全国では長崎などと並び3番目に低い金額です。
審議会では今後、中央の審議会が示す引き上げ額の目安を参考にしながら、鹿児島県の最低賃金はいくらが妥当か議論します。
(鹿児島地方最低賃金審議会 川口俊一 会長)
「お互い(労使)の立場を踏まえた上で、更には立場を超えた考え方として社会的な利益、社会的な考え方で県の最低賃金がいくらが妥当かという点にやはり注力して議論を重ねていきたい」
審議会は来月中の答申を目指して議論を行う予定です。