【参院選】一票に込める「思い」聞かせて
鹿児島市の期日前投票所でそれぞれの一票に込める思いを聞きました。
午前8時半、この日も鹿児島市役所で参院選の期日前投票が始まりました。
普段、市民が出入りする機会の少ない本館2階の「講堂」が期日前投票の投票所とあって、庁舎内はいたる所に黄色い案内板が設置されています。
公示翌日から始まった期日前投票。
鹿児島市では、市役所本庁や各支所のほか、大学や商業施設などにも日付を限定し投票所を開設しています。
15日15日までの期日前投票(在外除く)は5万2千票を超え、前回、2022年参院選の同じ時期に比べ、倍以上に伸びています。
「子供もいるので未来に向けて行動を起こしていこうとー」
受付が始まってまもなく投票に来ていたご夫婦。
子どもが生まれて、「一票」に込める思いに変化がありました。
「この人たちが生きていく未来が平和であってほしいなと思う」
「選挙前になってコロっと変わってしまう人たちは言葉の誠意をあまり感じない」
整体師の男性。
年金暮らしの年配のお客さん達のことが気になっています。
(整体師)
「年配の客の料金を抑えてあげないと身体がきつい。整体に来たいけど…食費とか、物価高騰で(暮らしの)いろんなものに響いてくる」
物価にまつわる声は年代や職種を問わずー。
「生活しやすい環境を作ってほしいという希望から小さな一票ですが投票だけはしておきたい」
選挙だと感じた一方、こちらは結婚まもないご夫婦。
今回、二人とも「初めての投票」だと言います。
(Q.なぜ今回の選挙で投票を?)
「まずいなと思って。今のままだと子供を作るとかそういうのしづらくなってくる。自分たちがすでに社会保障とかで一杯お金を払わないといけない。自分達の子供はもっと負担がかかるのかなとか思うと投票いかないといけないかなと」
「たぶん年金もたいしてもらえなくて、子どもにもお金かけてあげられない」
午後8時前、この日最後の投票は不動産業の男性でした。
(Q.仕事を済ませて駆けつけた?)
「できること(投票による意思表示)をやっていかないと、できることやらないで不満ばかり言っていてもしょうがないので」
只今を持って第27回参議院議員選挙7月15日の期日前投票を終了します。