参院選鹿児島選挙区 終盤情勢 尾辻氏がリード 園田氏・牧野氏は苦戦 山本氏は支持広がり見られず
投開票まで5日に迫った参議院議員選挙。
鹿児島選挙区には前職と新人のあわせて4人が立候補し論戦を繰り広げています。
15日は鹿児島選挙区の終盤の情勢についてお伝えします。
朝日新聞社は13日と14日の2日間、インターネット調査会社4社に委託して各社の登録モニターのうち鹿児島選挙区内の有権者を対象に情勢調査を行いました。
1226人から有効回答を得ましたが、調査時点で投票態度を明らかにしていない人がおよそ4割いるため、情勢は変わる可能性があります。
インターネットによる情勢調査と取材データを総合すると、改選1人区の鹿児島選挙区は・無所属・新人で立憲民主党が推薦する尾辻朋実さんが接戦から一歩抜け出し優位に立っています。
自民党・前職で公明党が推薦する園田修光さんと参政党・新人の牧野俊一さんは伸び悩んで厳しい戦いです。
諸派・新人の山本貴平さんは支持の広がりが見られません。
投票態度を明らかにした人で見ると、尾辻さんは立憲支持層の9割を固め、無党派層からも6割近い支持を得ています。
自民支持層も2割程度取り込んでいるほか、公明支持層にも浸透しています。
園田さんは自民支持層の7割以上の支持を受けていますが、公明支持層をまとめきれておらず、勢いを落としています。
無党派層からの支持は1割あまりにとどまっています。
牧野さんは参政支持層をほぼまとめ、無党派層の3割弱から支持を得ています。
30代以下の比較的若い世代へ支持を広げていますが、50代以上は伸び悩んでいます。
山本さんは県内での選挙活動が見られず、苦しい戦いです。
参議院議員選挙は20日に投票され、即日開票されます。