若い世代の薬物乱用「ダメゼッタイ」 鹿児島 過去10年で最多の検挙者数 対策を協議


社会問題となっている若い世代の薬物乱用について、県が関係機関と対策を協議です。

県保健福祉部 伊地知芳浩部長
「本県においても大麻事犯の検挙者数48人のうち若年層は過去10年で最多の33人で全体の約7割を占めています」

県が開いた会議は関係機関や団体が連携を強化し、薬物乱用を防ぐ対策を協議するもので、県警や県の職員など20人が参加しました。

会議では大麻の所持や使用などで検挙された人の数は全国で6000人台と高水準で推移し、そのうちおよそ7割が30歳未満の若年層であることや、特定の市販薬を大量に摂取するオーバードーズが若い世代を中心に拡大していることが課題として報告されました。

県は薬物に関して「依存性がない」や「体に害はない」といった間違った情報がSNSで広まっているとして、学生向けの薬物乱用防止教室などで正しい情報の発信に注力するとしています。

 
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