新燃岳の噴火による火山灰で温泉の供給止まる…連休前に霧島の観光に打撃


活発化している霧島連山・新燃岳の噴火にともなう降灰で霧島市の一部地域では断水などが続いていて、連休を控える観光地にも影響が出ています。

灰色に濁った川。
雨が降り、新燃岳の降灰が流れ込んだためです。

霧島市の一部地域の住宅やホテル、飲食店、温泉施設などあわせて250軒以上で断水や温泉の供給ができない状況が今月10日から続いています。

【断水地域の住民】
「(蛇口ひねる)出ません。水が全然こないんですよ。みんな大変ですよね。水が命ですね」

霧島市は大量の火山灰が土石流となって川に流れ込んだことにより水道管などが破損したとみていて、臨時の給水所を設けるなど対応に当たっています。

観光にも影響が出ています。
霧島神宮近くの飲食店は軒並み休業。
営業しているお店に話を聞くとー

【テイクアウト専門店】
「(タンクは持ってこられたんですか?)持ってきました。キャンプで使ってたのが活用されました。(ご自宅から?)はい。それとアイスコーヒーは買った水で淹れるようにしてます」

この2週間ほど売上は通常のおよそ5分の1に減ったと言います。

【テイクアウト専門店】
「夏休みも近いし、これから冷たいものが出るって期待をしていたのにガクって落ち込んで。観光客の方が普通に歩いて笑いながら通行してくれるのが望みですね」

霧島市は復旧を急いでいますが、目途は経っていないということです。

 
「KKBみんながカメラマン」