十島村 震度4以上が5日間なしで帰島へ 鹿児島県
十島村は相次ぐ地震を受けて行っている住民の島外避難について、今後震度4以上の地震が5日間以上発生しなかった場合に希望者が島に帰れるよう準備を進めると発表しました。
十島村では今月4日から3回にわたって島外避難が行われていて、これまでに悪石島と小宝島のあわせて64人が鹿児島市に避難しています。
避難は当初、1週間をめどにしていましたが、十島村の久保村長は13日までの5日間に震度4以上の地震が発生しなかった場合、希望者が島に帰れるよう準備を進めると明らかにしました。
●十島村久保源一郎村長
「(避難者の希望として)落ち着いてきているのであれば家に帰って日常の生活をしたいとか、村である程度の目星をつけた方がいいのではないかと考えている」
村では10日から避難している住民に意向の確認を進めていて、震度4以上の地震がなければ、14日に希望を集約し、早ければ16日のフェリーで島に帰ることを想定しているということです。
これまでのところトカラ列島近海では9日から震度4以上の地震は発生していません。