トランプ関税が日本に関税25% 県内の輸出企業は?
アメリカのトランプ大統領が日本に対し来月から25%の関税を課すと通知しました。県内で輸出を行う企業の反応はそれぞれです。
トランプ大統領が7日にSNSに投稿した日本宛ての書簡によると、8月1日から日本からアメリカへの輸出品すべてに25%の関税を課すとしています。
枕崎市の的場水産は、カツオの削り節を2020年から海外に輸出しています。一番のお得意は輸出の7割を占めるアメリカで、和食ブームを受けて販売は順調だと言いますが、関税の動向が気がかりだと話します。
【的場信也社長】
「輸出控えと言うか、高くなりすぎると和食全般にも響いてくると思うので、政府に頑張ってもらって、少しでも関税が安くなればいいのかなと思います」
一方こちらは霧島市のヘンタ製茶。抹茶の原料となる「てん茶」を生産し、そのうち6割をアメリカに輸出しています。
【邊田孝一社長】
「日本のものは品質がいいと。いいものを、高品質のものを作っておけばさほど影響はないということでした。」
トランプ政権は4月2日に、日本に対して「相互関税」として24%の税率を示していましたが、今回発表された25%はそれを上回る水準となっています。