南種子 小学生が授業でサーフィン 指宿市の小学校では「オクラ」栽培学ぶ
ちょっとユニークな授業をご覧頂きましょう。
まずは、種子島の南端、南種子町の小学校から。
南種子町立花峰小学校。
けさの授業は、学校近くの海岸で始まりました。
地元の海の魅力を体感してもらおうと、2011年から始まったサーフィン教室です。
参加したのは全校児童15人。
そのうち5人が島外からの宇宙留学生で、ほぼ全員がサーフィン初体験でしたが、体育館やプールで基本動作の練習をするなど準備を重ねてきました。
子供たちはあっという間にコツを掴んだようです。
(児童)
「波に乗るといつも歩くより早いから、風もきて涼しかったです」
(児童)
「アメリカから留学来ました。楽しいサーフィン教室ができる学校に入れてよかった」
宇宙留学の期間は1年間ですが、今年はサーフィン教室など独自の授業を引き続き受けたいと家族留学として南種子に移住をした家族もいるということで、移住促進にも繋がっています。
(南種子サーフィン連盟 高田健剛 会長)
「海が危ない所はあると認識したうえで、自然・サーフィンを通じて夏を楽しんでもらえたら」
一方、指宿市の小学校では、生産量日本一のオクラについてもっと知ってもらおうと出前授業がありました。
指宿小学校の児童が収穫を体験したのは、指宿の特産品オクラです。
地元の農業についてもっと知ってもらおうと指宿市の小学校では特産品の「オクラ」の出前授業が行われています。
授業では、オクラはどのように栽培されているのか、どんな工夫をしているのかなどを学びました。
オクラの収穫は、4月から10月頃まで行われますが、1日で3センチも成長するため、生産者は毎日朝早くから収穫。
また、テントウムシなどを使った環境に優しいIPM栽培にも取り組んでいます。
子どもたちは、オクラの天敵のアブラムシを食べてくれるテントウムシを使って栽培していることなどを知り、驚いている様子でした。
(児童)
「テントウムシがアブラムシを食べることを初めて知った」
(児童)
「オクラを作っている人は朝5時から起きて収穫していると知った」
(児童)
「1日に3センチも伸びる(ことを知った)。オクラのことを知れてうれしかった」
(JAいぶすきオクラ部会 前川信男 部会長)
「テントウムシに手伝ってもらって、薬を出来るだけかけないオクラをみんなこの暑い中一生懸命がんばって収穫をしていることを知ってほしい」
来週月曜日の給食にはオクラを使った料理が登場するそうです。