日本銀行鹿児島支店 25カ月連続「緩やかな回復」
日本銀行鹿児島支店は県内の景気判断について25カ月連続で「緩やかに回復している」に据え置きました。
(日本銀行鹿児島支店 矢野正康 支店長)
「物価高が続く中、個人消費が今年度の賃上げを受けた所得改善効果で、今後どれぐらい下支えされていくのかよく見ていきたい」
日銀・鹿児島支店によりますと、トランプ関税をはじめとする世界の経済情勢は不確実な面があるとしながらも、県内の輸出産業に与える影響は限定的だとしました。
さらに個人消費の緩やかな回復は続いていて、観光産業や公共投資も前の年を上回って推移しているということです。
また、3日に迫った参議院選挙については。
(日本銀行鹿児島支店 矢野正康 支店長)
「色んな形で物価高への対策をどうするかが課題になっている中でそれを有権者がどう判断するか。選挙結果、政策がどういう影響を及ぼすか」
このように述べ、物価高対策が経済に与える影響を注視する考えを示しました。