新採用職員へのお茶のいれ方講座・お茶どころ南九州市に新工場
JAの新入職員がお茶どころ鹿児島らしい講座を受けました。
講座を受けたのはJA県経済連の新採用職員27人です。
鹿児島県の2024年産の荒茶の生産量は日本一となりましたが、総務省の家計調査によりますと2023年の鹿児島市の世帯ごとの緑茶購入金額は全国11位となっています。
そこで、JA職員自らが急須でいれたお茶のおいしさを体感し、普及に繋げていこうと今年初めて企画されました。
参加者は辞令式で贈呈された急須でお茶をいれて味わっていました。
(新採用職員)
「急須でいれたお茶だと味が変わる」
(新採用職員)
「いままでは湯冷ましなどあまりしたことなかったけどお客さんに少しでもおいしいお茶を出したい」
(JA県経済連 茶事業部 吉野康一 部長)
「なんかやるときにはよく茶いっぺと言いますけど、心を落ち着かせて、ちょっと一杯一口飲んでそれから仕事に励んでもらいたいなと思います」
荒茶生産量日本一の鹿児島で約半分の生産量を占める南九州市に、鹿児島市の製茶の老舗企業が新たな工場を建設します。
(南九州市 塗木弘幸市長)
「南九州市の基幹産業であるお茶を活用した製造施設が立地されることは大変喜ばしい」
南九州市と立地協定を結んだのは鹿児島市に本社を置く池田製茶です。
池田製茶は閉校した浮辺小学校の土地を活用し工場を建設する予定で、海外への輸出など事業拡大の一環として抹茶の新商品などを開発・製造を行う拠点にしたいとしています。
また工場には日本茶カフェやパン屋を併設する予定で、新たな観光スポットとしても期待されます。
(池田製茶 池田研太 代表取締役社長)
「飲むだけでなくて色んな形を変えた商品作りに取り組んで販路拡大をしていきたい」
工場は来年1月の操業を予定しています。